大人も楽しめる児童文学のファンタジーといえば、守り人シリーズにハリー・ポッターや指輪物語など、本ではなくてもアニメや映画で楽しまれた方も多いのではないでしょうか(私もその一人です♪)。
魅力あふれるファンタジーについて語りだせば、他にもたくさんありきりがないのですが、私が一番最近夢中で読んだファンタジー、それがこちら♪
火狩りの王(一) 春の火
著者/日向理恵子 出版社/ほるぷ出版
価格/1600円+税 ISBN/9784593100224
人類が戦い尽くした果に、身体の構造が変化。人が天然の火に近づくと体内から発火するという、なんともおぞましくシリアスな設定。
衰退した世界で、神族の加護により細々と暮らす、灯子。
黒い森で灯子を助けて死んでしまった「火狩り」の息子、煌四。
ふたりの物語が時を同じくして進んでいきます。
黒い森、絶望的な出来事の数々… 読中ずっと暗さをまといながらも、謎が謎を呼び、ページをめくる手を止められません。
ダークな深い闇の世界。それが、人々の心に灯る優しい火や情熱、灯子の固い意志を、危険な火のようにより燃え際立たせ、物語をさらに熱くしているかのようです。
この秋発売予定の第3巻が、待ち遠しい!ぜひご堪能あれ!